7月1日、吉符入りから始まった祇園祭りも、31日八坂神社境内にある疫神社の夏越祭でラスト。熱い暑い京都の夏をよりヒートアップさせて祭りの幕をとじました。その間祇園さんには目もくれずレッスンに通ってくださったみなさまには、本当に頭が下がりました。暑い中、千葉・東京・埼玉からも来られて、徒歩圏の近距離組は脱帽!
8月、アンジュは夏休み。でもわたしは7月のうちからもう夏景色に出会っています。その1つは、もちろん祇園祭り。宵山の午後急に時間ができて四条室町西入るの「月鉾」に上がってみました。動く美術館と言われる鉾の中でも「月鉾」には、円山応挙の草花天井図・源氏物語54貼扇面散図・彫刻は左甚五郎。ここ数年「鉾」の上に上がって見ようなんて思いは抱かなかったのですが、ホームページでその迫力をお伝えしたくて・・・。因みに巡行当日、行われた「鉾」の測定では11、8tと第一位。上がってみなければ実感できぬ見事さでした。
緑の写真は湖北のマキノ。高島にアトリエをもつ染色家の知人を訪ねたあと、日帰り温泉をめざして一路北へ。メタセコイアの並木道を通り抜け白谷温泉が目的。新しくリニューアルしたてもさることながら、スーパー温泉のように、にぎやかさもなく小ぶりです。あたりは夕暮れどきの山並み、数日まえまで露天ぶろのまわりに蛍が飛んでいたと言う土地の方のおはなしも「白谷」が三つ星と思う所以です。4キロもつづくメタセコイアのトンネルをまた戻
って薄暮から暮れていく琵琶湖を眺めながら京都へ。7月最終土曜日、湖西線「蓬莱」駅近くにあるK氏邸で9条のメンバーたちとバーベキュー。近江舞子の花火も美しく堪能しました。非日常な風景に出合うと、そのときどき失いつつあるエネルギーの補給源であることに気づき、心からありがたく思うのです。
大きなハスは府立植物園です。閉園間近、夏ですから人かげもまばら、ガーデナーの方たちの姿がきわだち、はんぱでない水やりや、草取りのご苦労がよくわかりました。時計草など夏の花を撮っていたら、いつもは気がつかないハスの大鉢が整列。ピンクの花も可憐。なにより大きくシンプルな緑の葉っぱがこの花のシーズンを告げています。朝7時の特別見学会は近くだったら出かけたいものです。
さて、仕事が山積みのこの夏、時折息抜きをしながらすごしたいと思います。
9日、23日の土曜日は登校日。暑いとおもいますがどうぞお出かけください。
では HAVE A NICE  SUMMER!
                      アンジュ 石井麻子

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