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秋になりました。シルバーウイーク以来お休みばかりで京都の町は大渋滞。山科の三条通りで信号待ちをしていると、尾張小牧・熊本・横浜・品川など見慣れぬナンバープレートばかりでここはどこ?といった交錯状態。
他府県車であふれた京都の町は観光客に乗っ取られた休日です。このような日には外出せずに家に居るのが京都人。わたしも久しぶりモクセイの香りに包まれながらホームページの更新をいたします。

およそひと月、目まぐるしい毎日でした。軽井沢の展示会も迫り、ターシャのタペストリーに取り掛からねばなりません。2日に東京のレッスンがあるので、それまでに縁となるブロックのモチーフを描きます。糸を決め、青学会館でのレッスンにすべり込みセーフ。一緒にひとつの作品を仕上げる作業はいつもほのぼのいたします。中12枚の35センチ角のモチーフもタイムリミットが迫り、すこし焦っているところですが、いつものようにご協力を得て間に合うことと信じています。紅葉の美しい軽井沢で見ていただけますように。
左の写真はDM用に撮影したもの。丁度わが家のぶどうも収穫どきでタイムリー。おかげさまで人気ものとなり、キットの制作に追われています。ボタンは寺町のエクランさんで染めていただきました。納得のいくまで形や色にこだわることを理解してくださるオーナーさんとは選挙のことやら、世界情勢やらはなしに花が咲き、夕暮れどきの寺町を行きかうひとを眺めながらリフレッシュタイム。
話しているうちに思い通りのボタンが仕上がり、感謝しながら寺町通りを下がって、ギャラリーをウィンドウ越しに覗いたり、花やさんで立ち止まり、美味しいパンやさんに予約の「大地の恵み」という食パンを引き取りに行ったり、四条通りまで一時間ほどのウオーキングは至福以外の何ものでもありません。

清 秋

軽井沢ではメンズベストを中心に飾ります。カシミアウールのグレーの前あきは、フェアアイル柄をシンプルに。薄くて暖かいベストです。左の編み込みベストは、グラデーションの糸が効果的。右は12色の楽しいブロック柄。紫とグリーンとブルーのお洒落な前あきベスト。二つのカーデイガン、いずれも野呂さんのシルクウール。表と裏の市松柄に小さなボップル入りは、もっと濃いめのボルドー。グラデーションのカーデは二色を使用。四角いブロックもグリーンと紺の二色。配色が悩ましいかも知れません。編みものが楽しい季節となりました。きちんとゲージを合わせて編みすすめましょう。
今、「夢の街のハローウィン」というちょっとキュートなカーデイガンを制作中。完成したらご紹介いたします。

では、19日パリからから来日のカトリーヌ夫妻と、しばし右往左往。「藍染」の取材です。そのことも後日。
軽井沢では28日・29日の2日間居ります。ぜひお出かけください。お待ちしています。
清々しい秋を過ごしましよう。また。 asako

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