コンコース・ギャラリー展

11月21日(土)より長期間ではありますが、京都地下鉄・烏丸御池駅コンコースにある「市民ギャラリー」において展示をしています。今回は「アンジュ・アカデミー開講記念」とし、16mのワイドなウィンドーいっぱいにアートなニットを飾りました。普段は薄暗く、烏丸通りや御池通りへ上がるために通りかかっても、足を止めて見ることなど皆無と言ってよいほど、印象に残らぬ場所です。でも、どうでしょう、デイスプレーしている時からワクワクしてきて、京都中探してもこのような空間は無いのではと思うほど。佐竹保雄さんの「山科国鉄写真展」もコラボレートして、モノクロの力強いSL写真の貴重さも納得できる、得難い展示になっています。

20日の搬入はみなさんに手伝っていただき、ウィンドーのガラス拭きから始まりました。7枚のハレパネを壁に立てかけ、各タペストリーを貼っていきます。もう慣れた作業ですが、奥行きが無く、ライトに当てられるスペースで汗びっしょり。建築家の佐々木さんが来ていてくれたので、全体の間隔などバランスも見ていただいて助かりました。100個のクッションを並べるのもひと仕事。しかし計画通り2列並びで納まりました。左右にクリスマスとSLの額絵も飾り、セーターやベスト、13冊の既刊本もデイスプレー。従来にないひと画面の迫力あるものとなりました。向いの半円ショーケースにもパッチワーク教室の作品を飾ります。ずっと昔、ウィンドーデイスプレーをアルバイトで何回か経験したことを思い出しました。

クッション制作も追い込みの頃 アンジュにて

いつもは無人ですが、25日には烏丸通りのホテルモントレーでテイーパーテイーを催すにあたり、その前に大ウィンドーをバックにチエロのミニ演奏会。開講セレモニー以来、ふたたび淵田先生とみなさん逢うことが出来ました。すこし遅れそうになり慌てて地下鉄の階段を上がると、チューニングの音がコンコースを包み込み、素敵!と思いました。おそるおそる申し出て、OKくださった交通振興公社の方に感謝です。また、このたびはDさんのご縁をいただいて、監査局から交通局を動かし、御池駅の改札口内外に4枚の全版サイズ、超特大ポスターも掲示されました。いつもは静かなコンコースが華やぎ、足を止めてくださる様子は嬉しいものです。見てくれた友人から「アサコさんは、引き出しがいっぱいあるのね」という感想が聞けて、忙しかった日々を忘れさせてくれたのです。ウィンドーを覗いている見知らぬどうしが「ニットのことで盛り上がった」というお話しも大歓迎。6日(日)までです。地下鉄の最終までライトがついているので、まだの方はぜひお出かけください。アカデミーのみなさま、7日(月)10時より搬出いたします。クッションを持ち帰りたい方はご参加をよろしく。
もう12月、気ぜわしくなります。お元気で。   asako

子どもの情景・とりのうた・アベマリア
チエロを弾いてくださった淵田先生

モントレー・カフエ ライブラリーにて

16mのワイドなウィンドー

SLのセーターなどモノトーンの右壁面

100個のミニクッションとタペストリー

tasha's 

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