早いもので師走です。この1年ずーっと前のめりになりながら走りつづけてきたような気がします。12月5日、3週間開催していた烏丸御池駅での「秋のニットアート展」が終了。翌6日撤収を終えてほっとしたところです。2回目となった今年は作品の充実感もありましたし、左右の小ウィンドウに飾られた「選抜ニット」も、コメントを付けたので親しみを込めて観覧していただけたようです。最新作となったタペストリー「キエフ」はデザインも進化していますし、馴染みのないキリル文字が興味を持たれたのか、見に行ってくれた友人・知人からのメールやお便りにも感想が集中していました。常々、観た方の心を揺さぶるほどの作品を創りたいと考えているのですから、嬉しい反応です。最終日、すこし早目の忘年会を「9条の会」の気の合う仲間たちと10人ほどで催したのですが、みなさんすでに観てくれていて、あれとこれと・・・、とご注文までいただいてビックリ。あと数時間で閉幕となる会場で、13日の「オープニング・コンサート」、28日のファッションショーのあとの「集いコンサート」など、楽しませていただいたことが思い出されて感慨深いものがありました。明石や堺から「友人や家族を案内して4回も行った」なんてレッスンの折に聞けるなんて嬉しいですね。このホームページを見てお出かけくださった方々にも心よりお礼申し上げます。

秋のニットアート展

烏丸御池駅ギャラリー 11月13日 〜12月5日

さて、ウィンドウの中に展示されているため、管理上付いて居る必要もなく、駅ギャラリーの良さは期間中もレッスンを続け、自由なことが利点です。11月21・22日には来秋予定している熊本のギャラリーへ下見がてら打ち合わせに行って来ました。ジュエリーの田部(タナベ)さんのご紹介に間違いはなく、細川藩のご家老であった島田邸は美術館もあるお屋敷で、前庭に風情の異なるギャラリーが点在しています。そのひとつ、白い壁面のシンプルなギャラリーA・Bを田部さんと共有します。本当は10月末からいささかしんどくて、来年は地方の展示会をお休みしようかと考えていたのですが、今年の箱根のように旅に出るきっかけともなる展示会であり、そのような好奇心を持ち続けていてほしく「行ってこよう」と決心したのです。紅葉見物に出かけて来られた観光客で溢れかえる京都駅から西へ向かい、博多駅で乗り換えで降りてみれば、鉄子さんの出番です。JR九州の頭の柔らかさに脱帽しながら、綺麗でデザインも洒落た列車の数々をバシャ! 熊本は市電に乗って何十年ぶりかの懐かしさ。翌日、熊本から博多の「西鉄天神」に行くためにバスに乗ると、市内を回って県庁前に停車。まるでパリの公園のような銀杏並木が葉を落とし始めたところで、見事な光景に感嘆。降りてみたいほどでした。11月の末に熊本へ行かれる方はぜひ。さてさて、作日「いきいき」1月号が送られてきました。もう2,3日前から読者の方々のお電話が相次ぎ、半端でない反響に驚いていたところですから、実際ページを繰って確認したところです。9ページという迫力、編集長自ら書き下ろしてくださった文面。カメラの大木さんもさすがです。「今まで見たことが無い」、「感銘しました」等々の感想が寄せられ、「小鳥と天使のベスト」が大人気。まあ、ここまでゆっくりと歩いて来たことの恵みでしょうか。ありがたいことです。これからも謙虚に夢をみながら日々をすごしたいと思います。一年の終わりに「まとめ」のような形で自らの仕事を目にすると、新しい年へのエネルギーが湧きあがる気がします。いろいろご協力を得ながらお騒がせをしましたが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。陽ざしも弱くなり、もう冬です。みなさま、お元気で。
☆雑誌「いきいき」掲載記念 
アンジュ・アトリエ ワンデー オープン
12月22日(水)10時から17時 一般の方に開放いたします。
クリスマス前の一日、お楽しみください。なお、駐車は西友の
パーキ ングへお願いします。混雑が予想されます。ご容赦を。

熊本へ

パッチワーク教室の作品展示

パリの街のミニクッション

大ウィンドウには6枚のタペストリー

左右の小ウィンドウには選抜された方々の作品

半円ウインドウのデイスプレイ

JR九州の美しい車体

島田美術館

たくさんのご来観ありがとうございました。

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