早すぎた梅雨がひと休み。あじさいが色とりどりに咲いています。アンジュのガーデンも日々森のようになってきました。柏葉あじさいもみなさん感嘆の声を上げてくださるほど大きく育ち、ビックリグミも鈴なり。今朝のクラスでティータイムにいただきました。今年はシデ桜のかわいいい実も豊作なのに、大食いのヒヨドリの姿が見えず拍子抜け。いつもは鳥たちと競うほどなのに、すこし淋しいと思っていたら、植木屋さんと談笑しながら実を収穫してくれていたお隣のご主人が昨夜深夜まで掛ってジャムを作り、今朝届けてくださいました。ほのかに可憐だったシデ桜の花が香るような品の良いジャム。「また作りますから実をください」、良き隣人に囲まれて幸せ。大地の恵に頭がさがりました。

梅雨の晴れ間に

さて、箱根展、雨模様なのにたくさんの方々がいらしてくださり、とっても楽しく意義ある展示会となりました。サマーニットを一堂に展示するのは久しぶりでしたから作品も多く、「やまぼうし」さんの空間を自由にのびのびと遊んだアンジュのニットたちは幸せでした。前と後ろを見せたい作品は天井の太い梁から吊るし、生なりの「花のモチーフ・スクリーン」もイメージしたとおり、窓の向こうに広がる緑の木々や山を透かして好評でした。O先生、チェロのフッチー(フチダ)先生両ご夫妻、山形(新潟に近い小国町)より来られたMさんは数年ぶりの再会、思いがけなく信じられない衝撃!、大阪・堺からひとり旅のNさん(バラの花籠をくださった)も「思いついて来ました」と、その行動力に感謝のみ。30日には東京クラスのレッスンを会場で実施のため、小田急ロマンスカーに乗って、一同は修学旅行のように楽しい小旅行となったようです。新作タペストリー「天使たちのハーモニー」や夏糸で制作した「KORIA」と「南の島」を飾り、新作のニットを眺めていると「やまぼうし」さんのロケーションが素晴らしいのですが、夏糸もいいなと再確認。昔々に創ったお人形が藍染めのサマーカーデを着ているので連れて行きましたら、目に留まっていただけて人気者でした。スカートは若かりし頃、青山のツインビルにあったお洒落なブティックで惹かれたイタリア製のシルクブラウスのリフォームです。見るたびにそのとき、ときめきながら手にしたブラウスのことを想いだします。「いきいき」のツアーがあった6月1日(水)、応募者が多くて午前と午後二回のトークシヨー。5月31日付けで編集長を辞められた片寄さんが、フリーになっての初仕事として浜美枝さんとのトークショーを仕切ってくださいました。午前組には青森からいらしたKさん!1月号の発売当初からお葉書やFAXをいただいており印象的なお名前にすぐピンときました。なんと夜行でいらしてツアーに参加、また夜行列車で帰られるというご高齢とは見えぬ好奇心の持ち主です。沖縄からも来られました。アンジュのサマーニットも全国の方々にお嫁入り、嬉しいですね。浜さんのおはなしも興味深く、やはり暮らし方を学ぶことのできる素敵な方です。浜さんの末息子、森クンの居心地の良いオーナーぶり、長姉レイナさんの優しく行き届いた応対には心から寛げました。「再来年の秋」に次回を約束して、2日夕刻には大阪から迎えに来てくれた友人の車で浜名湖経由京都へ戻り、夢のリゾート滞在が終了。しかしその後5日までの会期中、あちこちから「やまぼうし」さんを訪ねてくださったという事後のご報告を受けて、箱根の夢空間の魅力にあらためて感じ入りました。雨の日もありました。遠いところをお出かけくださったみなさまに心よりお礼申し上げます。これから「ザグレブ」に向けてタペストリーのデザイン。熊本からも連絡があり、DM用の作品に取り掛からねば。ではみなさま暑く湿度の高い季節をお元気で。

6月15日 asako

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シデ桜の紅い実

柏葉アジサイ

シデ桜の樹、実がいっぱい

箱根・やまぼうし

太い梁が印象的なギャラリー

東京クラスのレッスン

6泊した箱根・プリンスの部屋から望む芦の湖 ↓