仕事の予定のないオフには気分転換も必要と、新快速に乗って彦根・米原経由琵琶湖畔の長浜へ。まだ一度も見たことのない「盆梅展」、いったいどんなものでしょう。すっかりリニューアルした駅舎には観光ガイドの方々がいて、MAP片手に手際のよい案内。なんと徒歩3分、線路沿いに歩いて行ける会場もそのひとつとか。「慶雲館」に入ると、見たこともない古木の梅が金屏風を背にお出迎え。その姿形も高さがあり、気品のある素晴らしいものでしたが、驚いたのはその香り。毎年、新しい年が明けると、車内吊りなどで必ず見かけていたけれど、この甘く、気高い香りを想像出来なかったのが残念。「百聞は一見にしかず」です。まだ蕾のものもあるけれど、ほとんどが満開の見頃。それもそのはず、見頃の盆梅を順次入れ替えるのだとか。雪吊りのある庭も見事で、数日まえの雪が残る冬の情景も盆梅展を盛り上げています。樹令100年から400年という不老長寿の鑑のような梅の咲きざまに、言葉を失いました。水やりなど盆栽ものは苦手なので、命をつなぎ育てて、管理されている歴代の方々を尊敬してしまいます。「良いものを見せていただきました」と、一礼して、これまた近くの長浜城へ。湖岸にある秀吉公の居城は、天守閣からの眺望も絶景で、「日本の夕陽百選」にも選ばれているとのこと。次に来るときはサンセットタイムと、胸に刻みます。近くに温泉もあるのでもちろん立ち寄りました。いつもは駅の東側、黒壁スクエアへ足が向いていたけれど、山科から1時間で散策のできる湖岸の「長浜」も気に入りました。四季折々出かけることにいたしましょう。

春の香り

長浜・盆梅展
3月11日まで

寒く厳しい冬でしたが、京都は雪が積もらぬまま春になるのかと思っていると、17日夜半からしんしんと雪が降り、未明には15センチの積雪!テラスの丸いテーブルに降り積もった雪は、まるでシフォンケーキのようでした。



午後の琵琶湖

花簪(かんざし)

花音(かのん)

お知らせ
春のアトリエオープン

3月26日(月)10:00〜17:00
  27日(火)・28日(水)10:00〜12:30 昼休みクローズ 14:00〜16:30

いつもはアカデミー会員に限ってのアトリエですが、お問い合わせが多いので
思いきって三日間アトリエを開放いたします。この機会にお出かけください。

・・・・・・・・angeのアプローチにも春が訪れていることでしょう。お待ちしています。
     

雪のアンジュ

長浜・慶雲館

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