メキシコのグアダラハラという古都へ駆け足で旅してきました。京都の姉妹都市はあと3都市を残すのみ。メキシコは乾季のうちに行きたいものだと思っていましたが、2月末の休みを利用すれば可能です。27日(水)関空から成田経由でヒューストンへ。ここまでは順調でした。しかしどこか近くに「NASA」があることしか判らない空港で、3時間のトランジットに2時間の遅れが加算され合計5時間。今回の旅友である娘が居てくれたおかげで何とか時間は経ちました。でも、何処へ行くのでしょう「アーミッシュ」のひと家族が同じフロアで待っていて、それはそれは見とれるほどの美しい光景でした。若い女性は淡い色調の花柄ドレスを着ていて、同じように優しい色合いの三角ストールをまとっています。いつのまにか何処かの路線に搭乗?夢のようなひとときでした。おかげでグアダラハラに着いたのは10時過ぎ。タクシーで街へ向かいます。機上から眺めた夜景は、ベージュ色の家々と街灯のオレンジ色が温かい雰囲気を醸し出していましたが、多分メキシコはこうだろう、と思っていたとおりの街並みでした。5つ星ホテル「MORALES」はコロニアルスタイル。外敵から守るためか入り口の細さに驚きます。重厚なロビーは4階分吹き抜けになっていて、部屋は5階。廊下でつながってはいるものの、いくつか曲がるとこちらは屋根のない吹き抜け造り。娘がネットで選んでくれた部屋はいかがなものかとわくわくしながらドアを開けて・・感激です。翌朝、思いがけずバスルームへつづく小部屋の上にある小さな窓から朝陽が差し込み、どこからか歌うような鳥の声。南国へ来た〜と嬉しい実感です。夕べはひひっそりとしていたロビーは活気があり、カフェレストランで朝食にします。今までに味わったことのない雰囲気、憂いを含みながらも優しい眼をした小柄なメスチーソに囲まれている初めての体験です。やはり果物は美味しい!28日は木曜日。日曜と木曜だけ市が立つという車で30分の「トナラ」という街へ出かけます。フロントでバスの乗り場を尋ねると、タクシーを勧められました。300ペソならば空港からと同じです。通りを行き交うバスは車高が高く、ビュンビュン飛ばしています。路線も複雑そうですからタクシーで正解だったのでしょう。トナラの街の入り口で下してもらいました。「帰りはたくさんタクシーがあるから・・」と多分そう言ってくれたはず。ほんまかいなと思いつつ、まずは延々とつづくお店の多さにあ然とします。大通りを横切る道も遥かかなたまで店、店、店。陶器の街と書いてあったけれど、そんなつつましいものではなくて、木工品、ガラス、宗教的飾りもの、レストラン、絵画、ハンモック屋、靴屋・・ありとあらゆる商品が隙間なく並んでいるのです。写真でお店出来ないのが残念といえば残念。混沌とした活気をどうお伝えすれば良いのやら。(旅は始まったばかりですが時間切れ。明日は熊本展のため、朝早くに出かけねばなりません。帰ってきてからつづけます。ごめんなさい。)

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階段の飾りタイル

トナラは陶器の街

十字架も陶器の花

ハンモック屋さん

ホテルの吹き抜け

赤い布は鳥か

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メキシコへ