今年は梅雨入りが早くて驚かされましたが、その後さっぱり雨が降らず「梅雨のずる休み」と噂されるほど。この週末にはようやく関西地方も雨。畑の野菜や植木などの水やりに毎日悩んでいた人々が、すこしほっとできそうです。そんな6月の初めの晴れた日に、隣家のご主人から「実を採ってもいいですか?」と言われ、見上げるとシデザクラ(アメリカダイフリボク)の実がたわわ。数年前にも採集してジャムにしてくださったのですが、ガレージの屋根に上がるのは危険もともなうと思い、こちらからは言いかねていたのです。ちょうど仲良し二軒のお抱え庭師もわが家の手入れに来ていて持参の大脚立に登って採取。ふたり掛りでバケツに3杯ちょっと!大収穫です。そういえばいつもは先を争うヒヨドリの姿もあまり見かけなかったからでしょう。次の日「夜中の三時まで煮詰めていました」と言って、瓶詰を三つもいただきました。チェリーでもなくブルーベリーでもなく上品な甘さです。良き隣人に恵まれて初夏の味覚を美味しく味わっています。「上の方の実はヒヨにすこし残しておきましょう」と心優しい植木屋さんには、アプローチのコニファーがズンズン伸びるので、その上にある野いばらのアーチを一部取り払ってもらいました。一日半で終わる予定が、紅い実騒動が乱入して結局ジャングルのように伸び上がった木々の枝を払い終わって三日。さっぱりとしてありがたいことです。今日は雨の前にと「ビックリぐみ」を採りました。
さて、東京と京都のクラス全員が制作している「宙の天使たちU」は順調に滑り出したところです。この夏の流行色・ネオンカラーの黄色に黒いドレスの天使が約100人。つなぎ合わせるのが楽しみになりました。湿度の高い日が多くなります。無理をせず暑さに負けぬよう過ごしましょう。
 6月15日  asako

6月のガーデンにて

宙の天使 U

まずはは種入り・・種なしも・・

銀色の幕を帯びたグミ

シデザクラの紅い実

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・