夏には浴衣にマスク姿だった少年・少女。
錦・新町東入るの装束店
にて。

2020年 冬

さてコロナに明け暮れた一年が暮れようとしています。マスクが日常化し、黒いだけでギョッとしていたころが懐かしいですね。どのようなマスクにも驚かなくなりました。しかし顔の表情の見えない匿名性のあるマスクは、コロナ後があるとすればいかがなものでしょうか。エチケットとして残るかも知れませんが、マスクのない世の中が早く訪れることを待ちましょう。

私ごとながら、12月7日に千葉の兄が永眠いたしました。展示会の前後に見舞いに駆けつけ、13日から葬儀などで上京していました。そのような訳で年始のご挨拶を失礼いたします。
今年は兄を含めコロナ以外で友人の数人が他界し、寂しい年の瀬となりました。

先日は京都も雪が積もり、今年は寒い冬です。年末には寒波も来るとか、どうぞ皆さまお元気でお過ごしください。

来春は3月10日より大阪「うめだ阪急」10Fセッセにおいて小さなニットアート展を予定しています。またお目にかかれますように。2020年のブログ最終便です。今年もお付き合いくださりありがとうございました。

asako 2020・12・24

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アンジュのクリスマス

年初には対岸の火事くらいに思っていたコロナが日本にも襲い掛かり、なんとも無策な対応の元に尊い命が奪われてゆきました。他人事のようなアクセルとブレーキの踏み間違えが重なり、とうとう「医療にひっ迫」まで至っています。

この間、9月には18冊目の本『ラブリーニット デザイン50』を刊行し、無観客でも開催と覚悟していた展示会を催し、2021年のカレンダーも作成いたしました。あっという間の一年でしたが充実した日々であったことも事実です。
手前味噌ではありますけれど、一連の活動を「他の先生方と次元の違う素晴らしさ」と、ある糸メーカーの社長さんに言っていただけたことが胸に刺さりました。これまでの歩いて来た道が間違っていなかったと実感できたお言葉です。今回の展示会での搬入・搬出で感じた心身の疲労から、今後は大展示会は終了と決めたことにも悔いのないものとなりました。

荒神橋から雪をのせた北山を望む。

鴨川の土手桜は葉を落としきりました。
でもしっかり硬い蕾が冬を耐えようとしています。