2023 京都の夏

7月19日(水) この日は室町通りを松原から姉小路に向かって歩きます。
右手は蛸薬師通りにある「片山文三郎商店」。ニューヨークのMOMA近代
美術館で絞り染のBAGのロゴで「京都」を見てビックリ!帰ってから町家の
お店にうかがいました。祇園祭中はSALEをされているので、首元のチョー
カーを探してコレクションを増やします。

下は室町蛸薬師を上がった西側にある、和菓子と佃煮の「永楽屋室町店」。
祇園祭の期間中、「水あずき」が売られているというので立ち寄ります。
こし餡を葛で溶いたカップ入りのテイクアウトもの。美味しかったです。
永楽屋さんは「鯉山」町内、ちょうど山鉾建てがはじまったところでした。

7月24日(月) 花笠行列

四条通を烏丸から東へ八坂神社まで、子ども神輿や芸舞妓さんが笑顔を
ふりまき、はなやかな行列がつづきます。

なんて暑い夏でしょう!京都は連日38℃ごえ、夜になっても外気は30℃!たまりません。皆さまはいかがお過ごしですか。しかしこの暑さの中で祇園祭は粛々と神事をはじめ各行事が執り行われています。前(さき)祭と後(あと)祭の巡行も終わりましたが、まだ31日の夏越祭がのこっています。
今年は秋の深まるころ、京都のエッセイ本を出版したく、年初から気合を入れて書き進めてきているのですが、タペストリーの制作や、日々のレッスン(1学期は終了)、新作の製図描きなど、何足もわらじを履いている気分です。大方の取材は暑くなる前に終えていましたが、祇園祭だけは暑さと同時進行で、いささかきついものとなりました。でも、人混みに会わぬように出かけましたので、写真で京都の夏を感じていただければ幸いです。

花笠もゆらゆらと・・・。

7月13日(木) 夕刻から四条通りへ。上は函谷鉾、左は月鉾。
夕立のあとの、まだ静かな鉾町で、コンチキチンを聞きます。

後祭は山鉾も11基と前祭より12基もすくなく、その分ゆったりとしたもの。
四条河原町の交差点でぶつからぬよう計算された行程ですから、9時40分に
烏丸四条を出発して、行列に寄り添うように河原町まで歩き、その後
市役所前まで巡行にスレ違いながら北上すると、ふたつの祭りに出会えて
ラッキーなひとときとなります。

左は「鷹山」、三条通にすっくと建っていました。昨年196年ぶりに復活。
今年は柱も黒漆で塗られて美しかった!

下は呉服の「千總」。ウインドーに組み紐で作った山鉾が・・・。

河原町通りで後祭の巡行とすれ違う。
舞妓さんもお接待で参加されてます。

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この暑さがお盆あたりまでつづく予報。科学が発展しているのならば、
熱波でエネルギーを創り出してほしものです。8月初旬と下旬に
夏季補習を予定しています。皆さんお出かけいただくだけで恐縮。
東京の生徒さんも4人、下旬に午前・午後とレッスンに来られます。
参加される方々と、ひととき楽しい時間をすごしたく思っています。

では次回は9月でしょうか、猛暑に耐えてまいりましょう!お元気で。
 
2023・7・29  asako