『雪のSL写真展』

        2022年12月3(土)・4(日)

10:30~12:30 (ランチクローズ) 14:00~17:00

         山科・アンジュにて



 

山科に移り住んでもう48年、1974年からのことです。その5年後に小さなアンジュをOPEN。お店を開くことで私は多くの方々に出会う機会を与えていただきました。
お近くに住む佐竹さんご夫妻とは開店後すぐにご来店いただいたことで、以後40年余のおつき合いをさせていただいています。当時お二人とも京都市の公務員で、旅や映画・バレエ鑑賞など趣味の範囲が広くて、どれも半端ではありません。なかでもご主人は高校生のころから山科を走る蒸気機関車の撮影にのめり込むほどでした。後年、SL写真のレジェンドと呼ばれるほどの方。撮られた写真の数々をさまざまなエピソードを交えて伺うたびに、美しい白黒写真に魅せられながら、ご近所で暮らしていても、お二人のエネルギュッシュなライフスタイルの一部しか見えていないと思って過ごしてきたのです。
新聞記者をリタイヤした友人が「自分史」に取り組んでいるのを見ていて、佐竹ご夫妻にお勧めし、それが実現して刊行に至りました。私は表紙などのデザインを担当。お二人の人生が一冊にまとめられたことで、見知らなかった部分が見えてきて、彩り深いパッチワークのようなドラマが仕上がりました。今のところ一般書店での販売はありません。会期中、アンジュで取り扱いいたします。どうぞお出かけください。

保雄さんは「只見線」の雪景色を描いた
ベスト。紀美子さんはご自分で編まれた
「アラスカの花のセーター」。

2022年8月 京都・祇園のギャラリーにて
     PHOTO  ASAKO
ISHII

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