あまりの長きにわたって更新ができずにいたことを、まずお詫びいたします。「夏休みに入ったらまた」なんてお約束をしなければ良かったと何度も思い、そのたび申し訳なく心の中でみなさまに謝っておりました。昨日からアカデミーも二学期となり、ようやく様々な懸案が片付きはじめ、パソコンに向かえています。ことしは異常とも思える酷暑の夏でしたが、秋の展示会を控え、必要かと「夏期補習」を組みました。それが八月の三週間、東京や福岡から泊まりがけで参加の方、また午前・午後とレッスンされる方など、暑さを跳ね返す気迫に負けぬよう、汗を流しながら過ごしていたら、あっというまに九月になっていたのです。「計画停電」と脅しをかけられた節電の夏は、大飯の原発を再稼働しなくても足りていたという事実。京都駅前の関電グルグルデモに参加したとき、「電気は足りてる」とシュプレヒコ−ルで言ってました。でも、暮らしを見つめなおす良い機会でしたね。わが家は7月に23パーセントの前年比減。アトリエのライトを全てLEDに替えたことなど、長い目でみれば省エネを考える夏でした。

秋のはじまり

今日は9・11、昨年の大震災から一年半です。まだまだ復興の兆しも見えぬ環境の中で頑張る人々を応援しようと、9月25日(火)から30日(日)まで「3・11を想う チャリティー・アート展」を、中京区の堺町画廊で催します。憲法9条京都の会によるもので、その企画総括を務めている為、作家さんへの交渉やチラシとDMの制作などアートなボランティアもしてきました。26日(水)15:00からは会場にて、「わが心のタペストリー」と題して、20枚の作品写真を見ながらお話しの会も初挑戦。有馬頼底さんの「書」や美山の新道弘之さんの藍染め作品など見ごたえのあるアート展です。新道さんは27日(木)15:00から「藍染め・水・美山の里」というお話し会をしてくださいます。わたしは毎日会場にいるつもりですので、ぜひお出かけください。
汗だくの夏でしたが、ほんのつかのまの「プチ夏休み」もあり、パリから帰国して原画展を開いていた里美さんを訪ねて静岡の藤枝市に行きました。毎年帰ってくれるけれど、子どもたちを対象とした絵本原画展のため夏ばかりで残念。しかし今年は浜松で一泊し、弁天島にあるリゾートホテルの日帰り温泉で湖を見下ろしながら・・。浜名湖畔で夕陽が沈む光景に見とれて「うなぎ」をいただき、夏ならではのひとときを過ごすことができました。里美さんとは電話でも「原発」について意見を交換していましたが、未来の子どもたちに核の廃棄物を残すことは許せないと、チャリティー・アート展に出展もしてくれることになりました。後日、神戸と大阪のジュンク堂でサイン会のあったあと、大垣の実家に帰る道すがら、山科で下車してくれて二点の可愛い水彩画を託してくれました。額装して飾りますので、ぜひ町家ギャラリーでご覧ください。わがタペストリーは20枚目となる「ケルン」の制作に入り、大聖堂のステンドグラスをブロック柄で編んでいます。10月30日(火)からの京都展で展示いたします。本日、催し案内も更新いたしましたので、合わせてクリックしていただければ幸いです。
まだまだ残暑の残る日々、夏のお疲れが出ませぬように、お元気でお過ごしください。


2012・9・11 asako

ジャクリーヌ・ゴヴァンさんの
「四季の天使」も秋の額に

ブルー系のブロック柄と
天使のカーディガン

    左

     中
楽器を持つ天使たち

     右
プラハのカーディガン
 (タペストリーより)

秋冬糸の並んだ棚の上にはちいさな家たち

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