真ん中の「文博」での1週間は建築家Sさんの協力が無ければ成り立たぬもので、大工方も助っ人に、また「アンジュ応援団長」のO先生も得意の登山の技を生かして、160本のワイヤーを脚立に乗って取り付けてくださいました。会場平面図の作成から、パネルの手配、照明など段取りをSさんがつけてくださったので、スッキリとミュージアムらしい設えとなり感謝しています。
また、初日にはDMにコメントを寄せてくださった「京都市長・浜美枝さん・野呂英作氏」お三方もいらしてくださって光栄でありがたいことでした。浜さんは初日の夕刻からと、翌日朝一番でもご来場。それぞれお召の「天使のベスト」が異なっていたことに頭が下がりました。浜さんも回られたのですが、丁度美術のシーズンであったことから、左京区の信行寺では「若冲の天井画」と、京都国立博物館では「琳派展」が開催中で、東京の生徒たちも幸運に恵まれたと喜んでいました。
確かに展示会はご来場の方々にご観覧いただき、何か心に響いていただけるものをと展示をするのですが、今回はそれと共にアカデミーの生徒たちにとっての学びの場であったことを実感しました。普段は会えない他のクラスの方の作品を見合うことと、もちろん私にとっても初めてのことですが、壁面に飾られた27枚のタペストリーを、遠目や間近に観ることが出来、生徒間の絆も深める様子にそう強く感じたのです。
8日に幕を閉じた文博で、閉会後のご挨拶をしていると、何やらざわついて、思いがけない花束贈呈があり絶句!会場にはすでに東京と京都のみなさんから素敵なアレンメントをいただいていたのですから・・。こみ上げる涙をこらえて、その後も残ってくれた生徒たちと約1時間で搬出を終えると、搬入時と同じ顔ぶれの男性陣から「チーム・アンジュ」の手際よさを讃えられて、疲れ切った心がほっと和みました。
後日東京のレッスンに出かければ、表参道の裏手にあるお洒落なレストランで打ち上げを兼ねたランチパーティー中、、デザートが運ばれてくると、、美味しそうなケーキとアイスクリーム添えのプレートにチョコレート文字・・。展示会と出版を祝う言葉が書かれているのです。ここでも絶句!サプライズの連続は、いずれも幸せなプレゼントであり、心華やぐ出来事でした。

この間、展示会の準備や雑務に追われて更新がままならず、ご無沙汰をお許しください。ようやく庭の落ち葉を掃き集めたり、日常が戻ってきました。
ふつふつと新しい作品への想いが湧いてきます。穏やかなCDを聴きながらまた新たなスタートです。
今年は秋が早く、もう京都の桜は葉を落とし、ここ数年より前倒しで紅葉が終りそうです。冬に向かいます。お元気でお過ごしください。

2015.11.16  asako

広い会場に伸び伸びと展示された27枚のタペストリーと、最終では108枚を数えたニット作品を、ゆっくりご観覧いただけたことと思います。あらためて12年の歳月をかけて制作してきた「タペストリー」には、発想から、折々にサポートしていただいた「アンジュの仲間たち」との制作への想い出も含めて感慨深いものがありました。
このたびは今後の参考にさせていただきたく「人気投票」を試みたのですが、みなさまアンケートに快くご協力をくださり、720名余のご回答を得て、先週末に集計を終えました。会場での感嘆の声がバロメーターではありましたけれど、タペストリー部門で1位となった「プラハ」は来年6月に「姉妹都市締結20周年記念」のセレモニーがあり、多分ツアーを組んで出かけるつもりなので、プラハ市民の方々に観ていただける機会を心待ちにしています。
ニット部門では「木の葉のカーディガン」。季節的にも納得の1位です。同時にアカデミーの生徒たちからは編みたいキットの希望を集めていたのですが、こちらの1位は「ラベンダーの咲くころ」でした。前もって申し渡していましたように、このキットは限りがあり抽選です。限定10キットに20名超ですから、今のところ倍率は2倍。どなたがゲット出来るかと、みなさん祈るように待っていてくれます。
アンケートにも書いてくださった方もたくさんいらして「どれも素晴らしく1つを選べない」という感想も多く、それも嬉しいお言葉で,1年以上かけて、無我夢中で準備をしてきた甲斐のあるものとなりました。また、アンケートがあるからこそ余計に一つ一つをゆっくり観ていただけたのではないでしょうか。ご観覧くださったことに重ねてお礼申し上げます。

世界各地からの観光客もたくさん立ち寄られ・

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コラボレーション

   展示会


二つの展示会が終りました。京都文化博物館での一世一代と思う大展示会の一週間をを挟み、歩いて数分の所にあるギャラリーカフェ「森の小枝」では、美味しいケーキとティータイムをほのぼのと過ごす三週間。準備から搬入・搬出をそれぞれ2回、怒涛の日々でしたが、秋の良い季節に開催出来たことを喜んでいます。遠いところをお出かけくださった方々に心よりお礼申し上げ、「文博」での会期中、ご来場者は公式に1500名を超えたことにも驚き感動し、ご報告いたします。

女子美のクラスメートも東京
・大阪・倉敷から駆けつけて・・

株)野呂英作さんより

東京と京都生徒一同から・・

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東京クラスからは
チョコレート文字のメッセージ

京都クラスから花束

表と裏を見せたい作品はワイヤーで吊り下げて・・

広々とした会場

☆ 会場での人気投票は720名の方からご回答   がありましたので、カレンダーの抽選は、当初   の10名さま当選から30名に変更し、近日中に  発送をもって発表に替えさせていただきます。

気になる作品の前では立ち止まります

    <手仕事展 森の小枝>

<ニットアート展 京都文化博物館 5F>

「森の小枝」に飾られたニットたち・・

京都市長さんから贈られた胡蝶欄と・・
姉妹都市コーナー 左から3枚目が「プラハ」