アトリエの窓辺

春はそこまで

3月も半ばとなりました。ここ数年では珍しいほどの低温で、満開の梅も凍えそう。しかし季節は着実に春へと向かい、気温も上がるそうですから、今度は桜の開花の早さを心配しなければなりません。季節の変わり目は何か落ち着きませんね。

さて、とっても長い間更新が出来ずにいました。4月2日からの「箱根展」が迫り、制作と雑事に追われています。ようやくDMも完成しました。「展示会のお知らせ」をクリックしてみてください。昨年の秋に入洛された浜美枝さんと、開催について語り合うことからスタートしましたが、時期はともかく次の箱根展はサマーニット、そしてブルー&ホワイトでまとめようとざっくりしたイメージは抱いていたのです。大展示会の後仕事が長引き、なかなか本調子が出ないうちに会期が迫り、2月に新作のデザインを集中させて、なんとか形になってきました。しかし全体のイメージを作り上げる中で、どうしても外せないものたちもあり、一度湧いたイメージを完成させたいという、デザイナーとしての宿命のようなものに、しばし囚われていました。その段取りもついたので久しぶりにホームページに向かっているところです。

2月24日には歩いて数分の「山科図書館」において『わが心のタペストリー』のお話し会が催され、27枚の映像を見ながら1時間。告知を見て参加してくださった古くからのお客さまは宝塚や大阪から、図書館でチラシを見たPTA時代のママ友や、区民新聞の広報など多様な集まりでしたが耳を傾けてくださったことに感謝しています。後日、係りの方がアンケートの集計を持参してくださいました。
☆制作の熱意に感動。☆素敵な作品と思いを聞けて世界が広がりました。☆札幌に居た頃に「メルヘンセーター」を入手して編んでいました。山科ってどんな所だろう?と思っていたけれど、数十年後の今、山科に住んでいて先生と近くになれて嬉しいです。などなど思いがけないご縁を感じ、出版記念として良い時間を過ごせたことを幸せに思っています。遠方よりご参加の皆さま、ありがとうございました。お近くの方は又の機会にお会いしましょう。
では箱根展に向かって仕事にかかります。春はそこまで、お元気で。

2016.・3・15 asako

白いホーローの小さい洗面器に
アレンジメントされた可愛いビオラ。
梅田・阪急のアート・ステージで見つけ
ました。フランス展の催事中でしたが、
珍しく会期中に二度も訪れたほど、ワクワク
する手仕事にたくさん出会えました。


スのリボンは自分でアレンジしたものです

オレンジ色のプリムラは、3月のレッスンで上京の折、
青山のフラワーショップ「COUNTRY HARVEST」から
持ち帰ったもの。黄色の鉢の縁の水色もステキ!

前日に仕上がった「3・11を想う Ⅴ
~尊きもの~」を最後にご披露すると、
「わァ!」と歓声が上がりました。

山科図書館・絵本コーナーにて