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朝のデッキでお散歩中のテリア
大広間の黄金のガラスモザイク画
8月31日(木) エストニア・タリン港を18:00に出航した私たちは、船室でくつろいだあと、第二グループとして20:30分からディナー。ヘルシンキとストックホルムを結ぶシリアラインやバイキングラインに比べると小ぶりですが、バルト海のクルーズに皆さん興奮気味。一緒のグループのスペインの一団が競い合って行列を作るのは、さすがシーフードコーナーでした。食後、夜のバルト海を滑るように航行する船内で免税店を覗いたりしてから休みました。
晩さん会が開かれる広間を俯瞰。高窓から差し込む晩夏の陽ざし。
どの部屋も花で溢れている。
お洒落なラッピングはラトビア・リガのリネンショップで求めたストールのもの。
ストックホルムで撮影予定のカーディガンのために、この麻糸を用いたく、ほどく前の記念写真です。紐は旅立つ前に準備が出来なかった忘れものの一つです。
ではオペラ座やグランドホテルも点在する、メイン通りから橋を渡り、スカンセン(野外ミュージアム)の前を通ってバルデマーシュッデへまいりましょう。大好きなプリンス・ユーゲンの館が水辺にあります。元貴族であったユーゲン公は、自らも絵画を学び遺された作品は、大らかで気品が漂っています。何よりこのミュージアムで驚くのは、各部屋に飾られている花たちです。1階の右手にガーデナーの小部屋があり、数人で庭の畑などから採って来た旬の花々の手入れをしています。どの部屋もたっぷりと活けられた花瓶自体も見事ですし、ミュージアム特製のアイボリー色の六角鉢も大小あって、セントポーリアやゼラニュームが窓辺などに置かれています。
大変長らくご無沙汰いたしました。丁度10月上旬に「ラブリーニット100デザイン」という
17冊目の本が刊行され、その発送などに時間を取られていました。一段落する頃、今度は
11月1日から5日まで開催の展示会の準備が始まり、目の回るような毎日でした。ようやく
搬入の支度が整ったところでPCに向かいましたが、時間切れ。お終いまでたどり着くことが
できませんでした。いつになるか分かりませんが、またしばしお待ちください。
今日は「木枯らし一番」が吹いたそうです。秋は駆け足でしょうか。風邪などに気をつけて
過ごしましょう。
お時間のある方は「京都文化博物館」へお出かけください。とっても見ごたえのある展示と
なるように思います。24枚のタペストリーと111枚のニット作品をご高覧いただけますように。
2017・10・30 asako
晩夏の旅 Ⅲ タリンからストックホルムへ
3Fの企画展室、この夏は絵画とガラス工芸展。
グリーン系の大理石の床、レンガの壁面、美しい木工家具、繊細なシャンデリア、どこを見ても感嘆の声。この寒い国に必要な暖房器具と排気口がだまし絵のように隠されているのも驚きます。ガイドのMさんは、ベテランらしく色々なことを教えてくれるので、いつの間にか沢山いた観光客のグループは去って居なくなり、どこでも貸切状態。市議会の会議室を通り抜けるとき、高い船底天井を見上げながら、「今日は議会がお休みですか?」と尋ねると「、議会の開催は夕方6時からです。」と言う意外な回答にビックリ。皆さん仕事を持ったり、団体の役員をしていたりで、それらをすませてからの議会とのこと。どこかの国の議会とは大違いと知りました。だからこの国の高い(25%)消費税も、国民の意見が反映されているのだと納得です。素晴らしい市庁舎を見学出来たことで、これからノーベル賞の晩さん会が親しみの持てるものとなる、良い機会となりました。
市庁舎前の水辺、向かいの煙突は元ビール工場。
催事のときにはボートでビールが運ばれてきたそうです。
翌朝、9月1日は快晴。スウェーデンの群島が見えてきました。大きさもまちまちながら、小さなサマーハウスが可愛いく一軒という島もあります。10:15分ストックホルム着。お迎えのバスにはストックホルム在住30年というベテランガイドさん。まずは市庁舎へ。この旅のもう一つの目的であるストックホルムのお洒落なミュージアムを二つご案内したかったのですが、スウェーデンが初めてという方も多く、私も見学したことのない市庁舎をコースに加えたのです。ノーベル賞の晩さん会が催されることで有名です。今回訪問してみて、その偉大さに驚きました。ストックホルムに人々が集まり出して、何かまとめの中心になるような物を建てようと、有志たちが資金を出し合い10年の歳月を掛けて建設。設計にもそのくらい掛かったそうです。
バルデマーシュッデへの小道にて。
空調器の隠し家具 リンネ博士もいる。
ミュージアムのガーデンから航行するヨットを眺める。
ノーベル博士
キャビンの窓辺
プリンス・ユーゲン画伯の風景画。 →
ここは細長い広間。水辺を眺められる席と
壁に向かう席があり、画伯は同じ風景を
壁面に描くことで平等を表す。
カフェテリアの一隅、昔の面影が・・。
市議会場の船底天井