アプローチには雪柳・クリスマスローズ・チューリップ
などが咲いて、さまざまな樹々が芽吹き初めています。

春の到来

さて東京・銀座のギャラリー展が無事に終わり、3月のレッスンも終了し、今週は冬糸と春夏糸の交換でアトリエを模様替え。気温も上昇してきたので、季節を先取りするニューフェースも加わった爽やかな糸たちに見とれています。
5日から9日までの5日間「銀座煉瓦画廊」へお出かけいただいた皆さま、ご観覧をありがとうございました。「東京クラス」の生徒たちは、お当番の日もそうでない日も、連日友人・知人に囲まれて自作を見ていただき、またアンジュのニットの雰囲気に包まれて、あらたな決意が生まれたり、少し晴れがましくも楽しかったようです。
お洒落なギャラリーで創らせていただいたステージは、思いがけないほど多くの方々にご来場いただき、久しぶりの東京というロケーションでの開催を喜びました。私も小学校から女子美まで、懐かしい友人たちとの再会があり、心底嬉しいものでした。

「あなたが展示会をしてくれるから私たちは会えるのよ」と、いつも3人連れで来てくださる先輩たち。それはまた4人でワンセットだったのに、数年前に他界されたTさんを思い出すときでもあります。
38年前、あるメーカーの大阪支社で嘱託デザイナーをしていた私は、東京本社で行われる「企画会議」に出席のため上京。丸の内線に乗り「赤坂見附」で銀座線に乗り換えようとしていたホームで、偶然先輩のTさんに出会いました。二人ともグラフイックを学んでいたのにTさんはスタイリスト、私はニットデザイナーってびっくり!
それからしばらくしてTさんんから電話があり、季刊誌「セゾン・ド・ノンノ」でニットのページを担当するけれどやる?」。もちろん!大好きな雑誌でしたから即答です。グラビア見開きで紹介されたことにより、東京から出版編集者やデパートの催事担当の方が京都へ見えて、それが雄鶏社による『石井麻子のメルヘンニット 心暖まる手あみたち』として刊行され今日に至っています。かけがえのない先輩を懐かしみ、残された仲良たちの輪に加えていただき、いつもありがたく思っています。

「出版第一冊から持っています」、そう言われて今回アカデミーへの入会を希望されたMさんは、なんと私の生まれ育った家の近くの方。何故か京都クラス!
月に半分は京都に滞在されるとのことです。トントンと手続きをされ、4月からのレッスンを心待ちされているご様子に、新学期らしく新入生のお迎えが楽しみとなりました。アトリエを春に仕立てて、10年目を迎えるアカデミー節目の年を祝うことにいたします。

京都も昨日、昨年より一日遅れの開花宣言がありました。どこもここも人の波でしょう。でも桜の京都は得難いものです。今年はどこの桜と出会えるのかと、心ウキウキ過ごすことにいたします。皆さまもどうぞお元気で。

2019・3・28   asako

雪の極端に少ない冬が去って春になりました。今朝も隣家の紅梅で上手に鳴いていたウグイスが我が家にも寄ってくれて、庭のあちこちの樹々で遊びながら「ホーホケキョ!」。「今年は上手ね」と、ご近所の方々と褒めたたえていることを美声のウグイスさんは知っているでしょうか?

窓の向こうは歌舞伎座の見上げるような高層ビル.。 
自然光が優しいギャラリーでした。

タペストリー 3・11を想う Ⅷ 

4日、搬入仕事をしていると、新潟のSさんから
思いがけなくチューリップの花束が届きます。
蕾だったものがギャラリーの熱気で満開!

Sさんは「チューリップ祭り(にいがた花絵プロジェクト)
の実行委員。
イベントの準備で上京できず残念、とのコメントが
添えられていました。

ニットアート展 東京クラスの仲間たちとともに

3月5日~9日まで東京銀座画廊にて開催

展示会の為に搬入の日を入れて6泊した銀座。小さいころから馴染み深い街ですが、このたびの滞在で、やはり銀座は特別な街だと実感いたしました。
ウインドーに見とれたり、日替わりで友人たちと美味しいものをいただくなど、銀座を満喫した日々となりました。

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赤系統のベストやジャケットたち