左手のアレンジメントは「(株)野呂英作」さんより
メッセージが嬉しい!

いつの間にか搬入前夜です。思えば昨年5月に東京の湯浅さんが来阪され、「京都と大阪で出版記念展」の舞台を設えてくださってからもう10ヵ月です。受けてくださった阪急百貨店のKさんは他の作家さんとのご縁で湯浅さんとは旧知の間柄でしたが、Kさんは「セッセ」での、遠い昔の私のことを覚えていてくださって、話は早かったのです。
1980年代の終わり頃から、阪急本店7F家具売り場「ザ・スペース」において、ほとんど毎年のように『アンジュとその仲間たち展』を催していました。それは京都四条河原町角にあった京都店での小さな展示会が始まりで、当時京都店のT部長さんがアンジュのアトリエへ来られ、「わあ!このまま本店に持って行きたいな」と言われたことからのお付き合いです。静かなコーナーでの催事は、アンジュに集うゲスト作家さんたちとの楽しい一週間でした。その内、上階に手芸売り場「セッセ」がオープンし、「ザ・スペース」で担当されていたAさんがパイオニアのようにスタッフとなられた、と思っていたら、「先生セッセでやりましょう!」と引っ張られました。
数年ほど展示の折りにレッスンもしていて、その時の生徒さんがアンジュへ今も通われています。でも本当に20数年ぶり!本店は立派にリニューアルされ、新しいセッセでは始めての開催です。当時まだ若手だったKさんは、今回三つの会場を束ねて大活躍!積年のお仕事に敬服しています。
9階のアートステージでは、娘が「コンテンポラリー刺しゅう展」に参加しますし、隣の催場で開かれる「キルトフエスティバル」にも、タペストリー『ケルン』が飾られるというのですから、気の張り詰め方も半端ではありません。

出版と京都での展示会とコロナ禍も乗り切りながら準備を進めて来ました。6・7日と発送を終え、大きな大荷物や書籍の詰まった小さくても思い荷物を計12個ようやく出し終え、細かな仕上げ仕事に追われています。どうしてか、徹夜とまでは言わないけれど、学生のころから〆切間際までバタバタするのは普遍です。
明日は「3・11を想う」の10作目『白い花と天使たち』を会場でパネル貼りして仕上げ、10日の初日を無事に迎えられるよう祈ります。

阪急のスタッフさん、今回サポートしてくださる方々、そしてアシスタントの細川と、やり繰りしながらの日々です。どうなるのかまだ不明ですが、毎日11時から13時半くらいまでは居るつもりです。でも連日ですので、休む時間もお許しください。夕方も5時過ぎに失礼する日があるかも知れません。今のところ月曜日はお休みの予定です。折角お出かけくださったのに不在でしたらごめんなさい。少し待っていただければ戻るでしょう。16日までの間にぜひお出かけください。久々のデパート時間を楽しみたいと思っていますので、どうぞよろしく。

催事については阪急百貨店のWEBサイトをクリックしてみてください。
「セッセウィーク」・「セッセギャラリー」・「アートステージ」などで展開されています。
上手くいけば会場風景を撮って、このコーナーで続報を!

夢二の椿と名付けている深紅に白い斑入り

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春の展示会

新潟のS・麻子さんからチューリップ畑直送!

東京の湯浅さんから

会場風景 阪急スタッフ提供

右手のグリーンなアレンジメントは
東京・京都クラスの皆さんから・・・

                         
                       

9日の搬入は、午後3時から始まって、阪急百貨店10Fのバックヤードで「タペストリー」のパネル繋ぎから仕上げまで、アシスタントとふたりで一時間半かかり、その後「セッセギャラリー」での設営に入りました。
今回サポートしてくださるセッセ元OBのYさんと、東京の湯浅さんがご紹介くださった、販売のプロであるIさんが加わり、合計4人。それにセッセのスタッフさんが2名手伝ってくださり、なんとも手際よく進みました。しかし気がつけば午後8時にようやく解散して、アシスタントと私はこの夜、大阪・梅田のホテルに泊まります。10日の初日朝礼へ参加には京都へ戻っていられません。
良く晴れた朝、セッセギャラリーで、「ニットアート展がスタート!「昔からのファンです」という方々や「元生徒」、新しいお客さまたちに囲まれた詳細はまたとして、取り急ぎ会場風景をご覧ください。ではあとの会期も頑張ります。

<アンジュの椿たち>

20年前、醍醐への散歩道で拾った
実生の椿、ようやく花が咲きはじめて・・・

2021年3月10日(水)~16日(火)
大阪「うめだ阪急本店」10Fセッセギャラリー

 『ラブリーニット デザイン50』出版記念
    石井麻子のニットアート展

速報!!

沈丁花も咲き始めました。

60点のニット作品が、
それほどの数に見えない

隣家からいただいた水仙とクリスマスローズ

糸メーカー(株)ハマナカさんより

タペストリーは「3・11を思う X」 『白い花と天使たち』

今年はあんなに寒かったのに、やはり温暖化でしょうか、花がもう咲き始めています。アプローチの雪柳もあと少しで真っ白!梅だよりが聞かれる頃、桜の開花も近いようです。コロナの終息は見えませんが、皆さまどうぞお元気で。 2021・3・8 asako