8月7日(月)朝10時スタート。北陸道で富山へ。TVなどで観ていた「富山市ガラス美術館」が目的で、富山もはじめてのお邪魔です。美術館は街なかにあって、隣接したパーキングに駐車。看板にはTVで観たとおり富山市立図書館と並列表記です。図書館と美術館が同じビルにあるなんて、文化度の高い街だと思いました。
吹き抜けの館内を6Fまで上がると、ガラス界の巨匠といわれる、デイル・チフーリ氏による常設展。空間芸術(インスタレーション)の度肝をぬくような作品に出会えます。5Fに展示されている作品もとにかく大きくて異様だけど美しく感動するばかりで、ガラスの概念が崩されます。
3・4階は企画展、富山にゆかりのあるアーティストたちの発表の場もあるというのも良いですね。
エスカレーターで二分されているフロアの表通り側は図書館。充実したオープンな、まるで本屋さんのような図書館ですが、一隅に仕切られた一角は「閲覧室」となっていて、多分受験生と思われる世代の学生さんたちで、かなりの席数なのに埋まっていました。2Fのミュージアムショップも興味深く、Mさんは念願だった雨傘を求めていました。水玉のカラフルなパッチワーク!雨の日も楽しいことでしょう。

8月5日、栂池高原に夕暮れが迫ります。松本からの道中もなんとなく北アルプスの西側は雲が湧き上がっていましたから、夜の星空は望めないと確信。でもサンセットは?と期待しますが、雲の間にピンクの夕焼けが見え隠れするばかり。しかしさすが高原です。目の前にはグリーンのゲレンデ。まだゴンドラも昇り降りしています。「爽やかねェ」とMさんと京都とは別世界の乾いたエアーに癒されます。スイスのロッジ風のホテルなのに、まるで温泉かと思うほど湯量もたっぷりのかけ流しで熱いお風呂にも感激!広さはきっと団体のスキー客に対応するためでしょう。露店風呂からは暮れていく空も見えます。ディナーのあと、いつもは「スターツアー」が開催されるのですが、この夜は「ホタルツアー」にチェンジ!二人はパスして早めに休みます。

トヤマ フロート ボート

2022 夏旅 Ⅱ

右端が泊まったホテル
3階の南東にある角部屋、
四つの窓の大きなスイートでした

Summer's tea time

暑い暑い8月も終わります。涼しくなるという処暑も過ぎたというのに、しがみつくような湿度にまいります。
しかし初旬の夏旅と、16日には「五山の送り火」を鑑賞する夕べに招かれて、蹴上のマンションの屋上から遥か遠くの広沢の池畔で燃える鳥居形まで全部見えたので感激の夏でもありました。

真夏の昼間、京都市内に出向く用事があり、ひと気のないカフェで本を読みながら「夏もいいもの」、と思えたひとときが右の写真です。

コロナ・統一・国葬と、うつうつとする日々ですが、ストレスを抱え込まぬよう過ごすことにいたしましょう。夏のお疲れが出ませぬように。

シンプルで美しい花火たちでした

富山市ガラス美術館

強烈で印象的なガラスアート

吹き抜けの向こうに図書館

さあランチです。見知らぬ街を歩くのは本当に興味津々。先ずは向かいのデパート脇から商店街へ。ウィンドーの風変りなTシャツに引き寄せられたり、お洒落なアウトレット店では奥まで見せていただいて、モデルのようなスタッフさんに、このあたりでお勧めのランチを尋ねます。「もう少し行くと、新しくできたフードコートがある」そうです。行ってみると、たしかに新しいビルで都会風の小さなマーケットと様々な和・洋・中のお店があり、それぞれがセレクトしたお店からテーブルまで配達してくれるのです。Mさんはパスタ、私は地元の肉屋さんが経営のハンバーグセット。美味しいランチとなりました。マーケットの一角にあるパン屋さんでも小麦の香りのする焼きたてバゲットを持ち帰りとしました。

長くなりました。この辺でお終いにしましょう。当初は富山から北陸道を経て京都に戻るつもりが、8月初めの豪雨で一部崩落し交通止めとなったので、金沢の手前から五箇山・白川郷などを南下する東海北陸自動車道に入り、途中のドライブインでは近くの牧場の瓶入りミルクが美味しかった!その後プチ渋滞に出会ったりしましたが、尾張一宮まわりで無事京都に帰りました。Mさんお疲れさま、久しぶりの信州と見知らぬ北陸の旅、おかげさまで楽しかったですよ。とっても夏休みらしい休日となりました。 
 asako  2022・8・27

非日常の海鮮ランチ

「オタリアン」のジェラート

小谷温泉のバス停にて

8月6日(土)、清々しい朝にWELCOMEされました。ホテルのテラスで小ものを撮ったり、チェックアウトをすませてからはゲレンデでカーディガンやベストを撮影。日本語の上手なネパールから来たというスタッフに、昨夜の「ホタルツアー」はいかがでした?と尋ねると、申し訳なさそうに「三匹飛んでいました」とこっそり。でも雨も降らず三匹でも飛んでて良かったですね。
さあ出発!まずは糸魚川を目指します。地図でしか見ていなかった豪雪地帯としても有名な大糸線の小谷(おたり)を通過。「小谷温泉」の標識を見つけ、「行ってみよう」と右手の山道を登ります。かなりの勾配、途中で「オタリアンジェラート」と書かれたカフェを発見、帰りに寄りましょう。20分くらいで「小谷温泉」到着。静かですが500年前に湧き出したという伝説の温泉。湧き水も冷たく標高も高い温泉と知りました。細くなる山道をたどれば妙高高原に至るらしい。一度行ったことのある妙高高原の「京大ヒュッテ」を突然思い出しました。当時は珍しいログキャビンで、なだらかな草原、誰と行ったのかも忘れていますが、記憶に残る光景です。今も変わらないのでしょうか。
「小谷温泉」のバス停?と思われるいい感じの小屋で「モチーフつなぎのカーディガン」をパチリ。ここまで登らなければ撮れない一枚となりました。10月末に予定している、広島での展示会用DMに使いますので、後日「お知らせ欄」にて見てください。山を下りながら小さな吊り橋でSTOP。ここでもカーディガンと小さなクションを撮影しました。では気になるジェラートへ。店内は小さな小さな道の駅風に、採れたてのお野菜や手づくり品も並んでいます。メニューからゴマとスイカをチョイス!美味しい!埼玉から移住して来たというオーナーさん。昨冬は2mの積雪だったとか、もちろん冬季はクローズです。

国道へ戻って日本海へと走らせていると「ヒスイ峡」の看板。糸魚川は縄文時代に翡翠が採れた世界初の原産地と聞いたことがあります。チョイ寄りして左手の山道を行くと、道路は「工事封鎖」。遠回りしないとたどり着けないようです。遠くに見える見上げるような岩壁に、翡翠の原点らしさを受け止めて下山。ふもとにある「ヒスイの店」にお邪魔します。元考古学少年だったというご老人から原石を見せてもらったり、魔除けになるとの翡翠グッズを幾つかお土産に求めました。ヒマなのか、見送りに出てくれて、運転席にまわったMさんに「やァいい車だね、またお母さんと来てね」??このあと、どこかでも言われたけど、二人とも訂正もせず・・・フフっと笑うのみ。Mさんとの出会いを書いていると日が暮れるので、またいつか。
「先生どこでも止まりたいところで言ってください」とずっと気遣ってくれているMさんが「ここ寄りましょ!」と立ち寄ったのはこぎれいな道の駅。長野と新潟の県境にあり両地方の特産品が満載の、これは立ち寄りがいのある道の駅。私は昨今値上がりしているリンゴに惹かれて小爆買い(見たことのない美しい色合いで、美味しいリンゴでした)。また行きたいほどの秀逸店と☆☆☆。
さて糸魚川も間近という交差点で止まっていると、前方右手の角に精米所とお米屋さん。新潟米もゲットしたいです。3キロお願いすると、「すぐに精米させてもらいます」と引っ込まれ、かわりに応対してくれたお母さんは話好き。情報を得たかった私たちは美味しいお魚のランチが目当てと話すと、ちょっと先だけど、海を見ながら食事ができるところを教えてくれました。この日の目的地・魚津とは真逆だけど、行ってみましょう。「まだかな?と思うくらい行くのよ・・・」の言葉を信じて、新潟方面の穏やかな海沿いをひた走ります。岬もいくつかまわり、「見のがしたのかしら」と不安に思っていると、着きました。能生(のう)の道?それとも海の駅です。真夏に暑苦しい大漁旗のはためく、土曜日でにぎわう屋外の繁盛ぶりに恐れをなして、涼し気な館内の二階へ。まさに海を眺められるレストランです。Mさんはお刺身定食、私は海老天丼・カニみそ汁つき!。大満足でないわけがない!

お米屋さんに大感謝で能生から魚津へ。ここでTVで観た『長岡の花火』を思い出し、「糸魚川って花火大会ないのかしら?」とつぶやくと、信号待ちの間にアプリから「先生!魚津は今日が花火大会ですって!」やったァ!!信じられない奇跡。あとは天気が気になりますね。晴れ渡る「親不知」付近ですが・・・。
山と海がコンセプトの今回の旅、行ったことのないところを探っていて浮上した「魚津」は、黒部への玄関口でもあるけれど、これといって特徴がなく、でもお魚は美味しいにちがいありません。立山連峰を従えた魚津に、この日も16時着。老舗らしい落ち着いたホテルにチェックインしてひと休み。花火大会の情報もフロントで伺い、雨が降ってもお部屋や、9Fの会場で観覧できるとのこと。
5時半、ホテルから歩いて5分の駅前通りを散策し、良さげな居酒屋風へ。これが大当たり!店内もお洒落、お料理も器も花丸で大満足!オーナーさんが見送ってくれて、「花火の上がる海岸まではタクシーがいいですよ」と教えてくださるけれど、雨もパラパラ降ってきて遠雷も聞こえます。「ホテルの部屋から観よう」と決定。二人とも海側のお部屋でしたが、わたしの部屋で一緒に観ることにします。7時40分、打ち上げ開始。わあ目の前に上がるんだ!真正面、6階という高さもドンピシャ、雨も花火の音に驚いたのか、いつのまにか小やみとなり、それから30分打ち続けられる花火の饗宴に大感激の夜となりました。

白馬・栂池ゲレンデ

2Fにあるカフェレストランの間仕切り(一部)
レース地にアートフラワーがアレンジされてい

親子のルームシューズ

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おっきなプリン!このカフェご自慢の卵が美味でした

富山・魚津のホテルから
日本海を望む