3月28日(日)には「京都御苑」・「府立植物園」と、北大路橋から「賀茂川と鴨川の河川敷」を丸太町橋まで歩きました。ちょっと小雨の降る日曜日、どこもひと気がなく春の京都を独り占め気分。御苑の桜は楚々としていてどれも美しく、近衛邸跡に咲く「糸桜」は可憐に枝を風に揺らしていました。

植物園の桜は180品種、約1000本。今年もライトアップされ「夜桜そぞろ歩きの会」も催されたようです。訪れたときはひと影もまばらで、桜苑はまるで霞がかかったようなあでやかさ。見とれていると奥行きのある光景ですから、濃淡の満開桜が重なり合って、まるで舞台の緞帳のつづれ織のようでした。
植物園をひと回りしたあと賀茂川へ。両岸の桜が春景色を彩ります。久しぶりの賀茂川・鴨川ウオーキング。出町橋の三角デルタから西の上流は賀茂川と呼ばれ、東側は高野川、出町で合流して鴨川となります。北大路橋から丸太町橋まで少し速足で40分。私の大好きな散歩道です。

京北・川向うにあるお寺の桜

寒暖差のはげしいこの頃です。皆さまお変わりありませんか。しばらくご無沙汰お許しください。
なにかとせわしない日々でした。でもしっかり桜の春を楽しみましたので、そのご報告です。
今、アンジュ・アカデミーでは、この秋に開催する展示会へ向けて、全員でタペストリーの制作を
しているところです。テーマは「Peace on earth」。地球に平穏をと願いパーツを編んでいます。

今年は庭の藤も例年よりひと月も早く、毎日クマンバチも休みなく訪れています。気候変動は
これからの暮らしを替えるのでしょうか。どうぞお元気で初夏の日々をお過ごしください。

2023・4・12  asako

2023 春

では鞍馬方面の道をたどって市内にもどりましょう。常照皇寺の前を通りさらに東へ。静かな村落をめぐる道の脇や遠くに桜の木がある風景。きっとこのあたりの方たちには、それぞれに〇〇の桜と名前がついているにちがいなく、「今年も咲いてくれたなあ」と愛でていることでしょう。
ゆるやかにカーブを描きながら京北の桜道をドライブ。ずっと昔、知人の陶芸家さんが一時期、元庄屋さんの家を借りて一家で暮らしていたことがあり、まだ古民家という言葉も聞かない頃のことです。黒光りする柱や納屋のある生活は興味深いものでした。
その「黒田」村(今も?)を過ぎて、大原・鞍馬の看板が見えてきましたが、手前にある「貴船」への矢印に誘われてショートカットしようと、杉木立の中に分け入ります。するとあちこちで杉が倒れているのに遭遇。数年前の台風のときの倒木がそのまま状態。かろうじて山道の部分は通行が可能にしていても、甚大な被害があったこと、そしてまだ手入れもされずにいることに驚きました。
20分近いドライブの最中、一度も対向車がなかったことに安堵するとともに、誰も入ってこない危険道だったのですね。でもおかげで鞍馬まわりより早く、貴船神社を経て貴船口に着き、その後、上賀茂神社から加茂街道を賀茂川沿いに走り、植物園の西側土手につづく半木(なからぎ)の道の枝垂れ桜の並木も眺め、加茂街道のケヤキの芽吹きも見ながらエネルギーもいただいて半日のドライブを終えました。
さあ本日のランチレストランへと向かいましょう。Mさんも私も初めてですから期待が増します。京北へのドライブを決めてからMAPを検索していて見つけました。よく知っている中京にあるお洒落なスーパーマーケット「八百一」さんの京北農場にあります。「八百一」さんのお野菜は新鮮で定評があり、その農場のある京北に昨年四月レストラン「八百一郷蔵(ごうくら)前・Qumoi」が完成。もう開店から一年になるのですね。
鞍馬方面に向かい、しだれ桜で有名な「常照皇寺」への途中、地名の郷蔵前というレストランの看板を見過ごして、ひとつ先で左の山手に曲がると、小川沿いの高台にお寺があり、お寺が見えぬほどの桜に囲まれ、一段下には枝垂れ桜。道を間違えなければ出会えぬ光景でした。

中京の「八百一」さんも三階のレストランの南には屋上テラスに菜園があって、京都市内では珍しい光景ですが、ずっと京北農場とつながっていたのですね。広々としたレストランは南に京北の山並みを望み、北側の窓からはエントランスの水の流れる樹々が植えられた里山ガーデンとよびたい中庭。ランチAを選択すると、地産のお野菜がたっぷり、ビジュアルも美味しさも抜群。ここまで来て良かった、と思えるひとときでした。レストラン棟の東には「レモンファーム」、西には「ECOいちごフアーム」があります。いちごファームを覗いてみました。巨大なガラス張りの温室は、ちょうど蜂たちが受粉中なので、ストレスを与えないため、ガラスごしの見学。電動で棚の高さを替えられるなど先端技術が活躍しているようです。美味しいいちごが毎日ここから出荷されるのですね。
温室を出てふと見ると、北側に小川が流れています。桜の木もあるので撮影開始。「花とブロックのカーデイガン」を桜の下枝にかけ、土手に寝そべるようにして、青空とカーディガンをカシャッ。「天使と花束のカーディガン」も土手のタンポポたちと撮り、自然の中でのびのびと撮影できて幸いでした。 

京北の小川と桜

高雄・神護寺近く

京都御苑の桜

春は爛漫と咲き誇り、足早に去りました。まったく今年の桜は早かったです。京都では1953年の統計以来、一番早い開花となりました。寒くきびしい冬をなんとかくぐり抜けたあと、桜がほころびると心がそわそわし始めます。京都のあちこちにある私の桜に会いに行くのが楽しみだからです。

デザートはメレンゲの上に
温室から採れたてフレッシュいち

4月3日(月)、朝9:40、山科・御陵(みささぎ)の疎水近くに住むMさんが迎えに来てくれて春のドライブに出かけます。今年の秋11月に「京都文化博物館」で展示会を開く予定なので、数年に一回ですが翌年のカレンダーを制作します。昨年から二人で滋賀へ日帰り、白馬方面へ二泊するなど撮影ドライブをしていて、この日は京都の北、京北町を目指します。京都市内の桜は散り始め、ちょうど満開と思われる京北町をチョイス..
前日の京都はコロナ禍の終息もみえて観光客の皆さんでにぎわったようですが、月曜日でしたからいつも大渋滞の福王子交差点もなんなくスルーしながら高雄への山道を登ります。すると神護寺付近で目の前に山桜とツツジが出現。新緑の樹々に囲まれて山里の春ですね。なんだか素敵な景色に出会えそうと思っていると、栂尾・高山寺の手前でSTOP!高山寺の裏手にあたる南斜面がピンクに染まっています。以前にも見かけたことがあるのを思い出しましたが、多分パーキングできずに素通りした記憶がよみがえります。この日は数台が停められて、さっそくカメラと「花束のカーディガン」を取り出してカシャッ。はやくも一点ゲットできました。濃い色淡い色の山ツツジに桜も仲間入りする美しさに驚嘆です。
高山寺脇を通る渓谷沿いの道はよく美山まで亡き夫とドライブした道で懐かしい。幾つかトンネルを抜けますがつづら折の、栗尾峠にトンネルが開通して、あっというまに京北町。ここも京都市右京区です。美山と鞍馬方面への交差点に道の駅。寄り道して地産の野菜や花(ビオラ)の苗など積みこみます。

京都御苑・出水の小川にて

栂尾・高山寺の南斜面

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地野菜のサラダ、お醤油の泡立てムースと

八百一郷蔵前・Qumoi

山科・ご近所桜