秋から冬へ
新刊 『ぼくのカキだよ!』
BL出版 \1.500
メールで送ってくださった原画
さてさて、パリで展示会のことを伺ったとき、来年6月まで開催されるという「テデイベア展」をぜひ観たいと思いました。そこで生徒さんたちに声かけをして、今のところ10名ほど参加をされます。よろしかったらご一緒されませんか。
5月26日夜・関空発、カタール航空でドーハ経由パリへ。私の長年の友人で、かってマレ地区にあったア・ラ・ボンヌ・ルノメというおしゃれなお店のオーナー兼デザイナー、カトリーヌ・ルグランさんの素敵なアパルトマンを訪れ、もちろん「テデイベア展」を鑑賞。モネの絵を蒐集しているマルモッタン美術館やジベルニーのモネの家までバス旅もします。装飾美術館は私がツアーを組んで行くことを知った主催者が,全員を無料にしてくださるとのこと。里美さんのお蔭です。また当日は里美さんが同行してくださり、一緒に展示品を観て、多分ランチも・・・って幸せですよね。
パリは3泊なので欲張らず、古いアーケードのパッサージュを巡ったり、修復が終了したノートルダム大聖堂や、数年前にリニュアールされたセーヌ河畔のデパート・サマリテーヌを訪ねたく思っています。
その後フィンランドのヘルシンキに飛んで、マリメッコのアウトレットや北の古都「ポルボー」までバス旅も予定しています。ドーハ経由で6月2日関空帰着。ご興味を持たれましたらアンジュまでご連絡ください。
添乗員つきです。大ツアーは望みませんが、いつもこのブログで旅のことを書いていると、「行って見たい」という声も聞かれて、今回は思い切って公開募集いたします。健康に不安がなく、旅の期間も予定がなくて、好奇心を持たれた方、まずはメールでご連絡を、どうぞよろしく。info@ange-asako.com
今年も世界情勢的に色々ありました。後半では被団協のノーベル平和賞が嬉しかった!スピーチをされた田中さんが92歳というのも胸にズンと来ました。素晴らしいスピーチと20分間姿勢も崩れぬ勇姿に頑張らねばと思いました。私は今年でラスト70。来年から未知の?80代です。いまだ現役で好きな仕事を続けていられることに感謝し、いつまでも夢のあるニットのデザインと制作を、旅もしながらつづけたいと願っています。今年もブログへお出かけありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
なお、今年で年賀状仕舞いをいたします。この場をお借りして、年末年始のご挨拶とさせていただきます。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。 asako
2024・12・19
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パリ 装飾美術館にて 会場風景
by satomi
原画や絵本と里美さんのベアたち
手づくりの洋服やニットを着ている
八瀬・瑠璃光院にて
手前のテーブルに映る逆さモミジ
12月9日
アンジュの庭で、やっと紅葉したモミジと 12月18日
アンジュのクリスマス
アプローチの木にオーナメントを飾る
『ようこそクリスマス』」挿絵・市川里美 講談社
いよいよ今年も押し詰まって来ました。しかし12月に入ってもまだ紅葉は美しく、隠れモミジを追いかけてはあちこちで間に合ってうっとりとしていたのですが、今日の朝方から京都は初雪が舞いました。
本格的な冬の到来です。皆さまお変わりありませんか。
西山・善峯寺にて
12月16日
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さてクリスマスシーズンとなりました。卵やイチゴの高騰で、ケーキ類も軒並み高値の様子。でも一年に一回のクリスマスは、雰囲気だけでも浸りたい季節行事ですね。
いつもパソコンわきの本棚に飾っている一枚の絵葉書があります。それはパリ在住の絵本作家・市川里美さんが挿絵を担当された絵本からのもので、テデイベア親子と小さなクリスマスツリーが描かれ、なんとも愛らしい情景ですから、一年中私の傍らにいてくれています。そして12月8日からパリの装飾美術館で開催されている「テデイベア展」に、里美さんのコーナーがあるのです。テデイベアたちの絵本の原画が二枚と絵本数冊、そして私が知り合った40年前からコレクションしているテデイベアたちの中から選ばれた数匹も飾られています。
今年の五月末にパリで出会ったときに、展示会のことを教えていただき、原画は岐阜のご実家にあるので取りに帰ると言われて、9月から2か月滞在されました。その間、図書館で講演をされたり、新聞の取材もあり、秋に刊行された『ぼくのカキだよ!』は、日本のお話であるにも関わらず、世界中の子どもたちにも好評のようです。
毎年帰国されるのは、ご高齢のお母さま(99歳)との時間を過ごされるためですが、折々畑や家の周りでスケッチをしていて、その中に柿の木もありました。落ちている虫食いの葉っぱや紅く染まった葉っぱを描きながら数年かけて、一冊の絵本『ぼくのカキだよ!」が完成です。子どものころからお庭の柿をもいでは「なんて美味しいものかしら」と思って育って来られたので、渋柿でなくて良かったですね。少年がモデルですが、私たちが子どもであったころの情景が懐かしく、柿をついばみにやって来る黒いカラスも良く観察されています。まだ間に合えばお孫さんたちのクリスマスプレゼントに、ぜひどうそ!
スエーデンやキルギスの天使たちが飛ぶアトリエ